写真:金木犀. キンモクセイ(金木犀)苗 . 詳しい自己紹介はこちら
Commented by pikorin77jp at 2017-02-20 15:34 > 1953-Babaさん ★1953-Babaさん こんにちは。 草木染めは基本的には どれでも染められると思います。 木も伐採した時期ででる色も違いま … 2020年11月14日(土)液体植物染料染め開催報告 3,000円(税抜) 4位. ! お問い合わせ.
金木犀の草木染め教室開催予定(10月末) 近日中に募集案内致します! 限定個数販売開始 ・金木犀の色の細糸 ・金木犀の香りつき手まり巻き巻きキット. 2020年9月13日(日)アボカド染め開催報告 << 草木染め:キンモクセイ(金木犀) 草木染め:赤を出すのは難しい >> アバウト. 草木染めオーガニック吊り編みスヌード. 着物を織り始めたのとほぼ時を同じくして、草木染を始めてから20年余りになりました。 その色の美しさ、密やかさ、やさしさ、深さに夢中になり、手当たり次第染めた日々。, まだ若くて体力もあり、不遜でもあったので、技術は全く未熟なのに、「こんな色で、こんな柄行の、こんな着物が織りたい。」と思って、目的に合いそうな染料を探しては、来る日も来る日も染めていました。, ところが、思い通りにいかないのが草木染であることに気付くのにさほどの時間はかからなかったように思います。一方で、自分の思い描いていた色味と違う色がどれもこれも美しく、草木染には失敗もない事に気付きもしました。, 色は染めるのではなく、向こうからやって来るようです。 いつしか、目的に合わせて染めるのではなくて、染め色から導かれるものに静かに耳を澄ませ、作品を作るようになりました。, 街中では街路樹や公園に植えられることの多い植物ですが、本来は海岸近くが自生地です。 伊豆では海岸はもとより、私の住む標高400m近くのところでもたくさん自生しています。, 伊豆>の海岸は常緑照葉樹が豊かです。ウバメガシ、タブノキ、シャリンバイ、マサキ、ヤマモモ、ユズリハ等々、トベラもその一つです。, 節分の折に柊鰯と言って焼いたイワシの頭にヒイラギを刺したものを家の入口に鬼除けとして飾る地方がありますが、ヒイラギではなくトベラを刺すところもあるようです。, トベラの葉は切ってみると悪臭がするので鬼除けになると思われたそうですが、青臭いながら悪臭とまではいかないように思います。, 色の乏しい冬に彩を添えてくれるサザンカの花はとても身近で馴染み多い花だと思います。, 色も様々、もともとは一重が原種ですが、園芸品種も多様で、八重咲の華やかなものもあります。, ツバキとサザンカはよく比較されますし、どちらが好きかも好みが分かれるところです。私はツバキでもサザンカでも一重咲きの深紅が好きです。 ポタリと花ごと落ちるので嫌う人もいるツバキの潔さ、花弁がハラハラ一枚づつ散るサザンカ、いずれも風情ありです。, 以前ツバキの落花で染めたことがありましたが、花の色素は堅牢度が低く、サザンカも同じだろうと思います。, アカネは身近にたくさん生えていて、その茎に逆棘が無数にあるので草むら入ったりするとペタペタくっ付いてくる少々困った草なのですが、古くから赤色の染料として使われ、茜空、茜雲など夕陽の赤の代名詞でもある美しい赤を染めます。, 日本アカネは根が細くて染料にするにはかなり難しく、今ではほとんど西洋アカネ、インドアカネが染料として使われています。, 草木染を始めた人なら一度は染めてみたい染料で、私もセッセと何度も何度も染め重ねました。, 染色ノートを見返してみたら2001年に染めていますのでずいぶんと月日が経っています。 それには訳があり、着物として織ったものの、しばらく紙に包んで保管をしていたところ紙が真っ赤に染まり、何度紙を替えても同じ繰り返し。, 紫根やアカネといった根を使うものは揮発性の色素を持っているようです。 紫根をビニールに二重に包んで棚に保管しておいたところ棚の木が紫色に染まったこともあります。, こうした織物を着物として仕立てても保管にかなり注意が必要なこともあり、長らく反物のままで保管していましたが、思い切って友人に洋服に仕立ててもらいました。腕は言うに及ばず、そのセンスの良さ、シンプルなのに洗練されていて、古い着物でリメイクした服にありがちな野暮ったさは皆無です。, 20年の月日を経て形になったアカネ染めの布。 染めの最後にヤシャブシを染め重ねていますので、アカネ単体の染より少し色が渋く落ち着いています。, ノブドウの薄緑や紫、青色、碧色、とりどりの美しい実は宝石のようで秋の日に輝いて思わず見惚れてしまいますが、見るだけにする方がよいかと。, そのほとんどがブドウタマバエやブドウトガリバチの寄生によって肥大した虫こぶで、本当の実は極々小さくて目立ちません。, ブドウを食べると手が紫に染まるので、ブドウの実を使うのですかと聞かれることがよくありますが、アントシアニン系の色素の堅牢度はよくないと思いますので私は使いません。, よく見かけるのはうっすら紫のかかった白い花ですが、珍しくずいぶんと濃い赤紫のゲンノショウコも見つけました。, 整腸剤として下痢にも便秘にも効く民間薬として煎じて飲まれてきて、今でも薬局では売っています。, 私自身はお腹の不調は20歳の頃の盲腸と二日酔いくらいしか思い浮かばないのでお世話になったことはありませんが、「よく効いた=現の証拠」ということらしいですね。 なるほど、なるほど、そのままです。, 染料としも堅牢度が高く優秀です。草木染は生の植物を使うのが基本ですが、ゲンノショウコは乾燥しないと色が出ない数少ない染材です。, 夏に山歩きしていると、ひんやりとしてとても気持ちがいいので思わずヒメシャラの木に抱き着いてしまうことがあります。 サルスベリはどうでしょうか。, 東南アジアが原産のレモングラスは、熱海でも雪の降るわが家ではたっぷり枯葉をかけてあげて冬越しをします。, 何とか春を迎えるのはヒョロヒョロとした1~2本だけなのですが、夏になるとまあ立派な大株に成長します。1mほどにもなるでしょうか。, 私はもっぱら夏場のハーブティーとして楽しんでいます。熱々のお茶も美味しいけれど、冷やすとまた一段とレモンの香りがさわやかです。, しかし、一番のファンは何と言ってもななちゃんでしょう。ネコ草には見向きもしませんが、レモングラスは私から奪い取る勢いで飛びついてきます。ななちゃん、すごい顔ですねえ!, ススキ、カリヤス、コブナグサと同様イネ科のレモングラスは黄色系の色を染めることができます。 あまりよく染まりませんし堅牢度も疑問ですが、染めている間中爽やかな香りに包まれながら楽しむ染めも気持ちがゆったりしていいのではないでしょうか。, 花は色も大きさも全く目立たず、いつ咲いたかさえ見過ごしてしまいますが、この実が熟して割れ、真っ赤な種をのぞかせるようになると、冬枯れの淋しい時期にまるで花が咲いたように華やかな木になります。, この実が食べられたらいいのにと思いますが、新芽は食べられるものの実は有毒だそうな。 ご注意の程。, わが家からもう少し登った標高500~600mあたりにたくさん自生しています。試し染めをしてみたことがありますが、あまりよくは染まらなかったと記憶しています。, 花を見るとなるほどトネリコだと納得します。伊豆ではあまり見かけません。あるいは高木になるというので気づかないだけかもしれません。, 熊本に行った時に町の街路樹にも庭木にもたくさん植えられていたのが印象的でした。庭木や街路樹にも流行り廃りがあるようですが、しなやかな樹形と優しくて涼し気な枝ぶり、アワアワと儚いような花は熱い地方では好まれるのかもしれませんね。, 材は硬いけれど柔軟性があり、イチロー選手がバットの素材として使っていることは有名です。, あまり手に入らないので染めたことはありませんが、木を見ずに浸けると青色の発光色になると聞いています。, アケビの実はよく知られていると思いますが、木に這い上っていて目に付きにくく派手な色合いでもないため、花にはなかなかお目にかかれないのではないでしょうか。, 若芽や実は食用に、茎は漢方に、ツルは籠を編む材料にとアケビは捨てるところがありません。もちろん染料としても使います。, モチノキ科と思っていたらバラ科です。どうりで赤味の色が染まるのはバラ科の植物によくあることです。, 家の生垣によく使われており、いつもは目立たないのに、春先に真っ赤な新芽が出ると「おお!、そこにいたか」と驚くばかりのツヤツヤ美しい赤です。, 別名アカメモチとも言います。 園芸品種として赤味の強い「レッドロビン」が多く見られますが、写真の葉には鋸歯がありますので、レッドロビンではないようです。, カナメモチに限らず新芽が赤くなる植物は多く見かけますが、その理由についてはまだよく分かっていないようです。 強い紫外線を避けるためとも、赤色が見にくい動物の食害から身を守るためとも言われています。, 温暖な伊豆半島にはクスノキ科の植物が豊かに成育していて、シロダモもわが家の近辺にたくさん自生しています。, 秋に咲いた花が実るのは翌年の秋というスローペースで、赤く実る頃にはちょうど花が咲くので、花と実を同時に見ることのできるのが特徴です。, わが家のイヌガヤは雌木で実もよく生り、落ちた実の実生苗が山ほど生えてきて困るので、かなり邪険に扱っております。, 切っても切っても勢いよく新芽を伸ばすので、染めに使ってみたところ意外によく染まり色調も美しい。, 同じ仲間のイチイは赤味の美しい色を染めることができるので、似ているのかもしれません。, マンリョウ(万両)センリョウ(千両)、百両はカラタチバナのこと。十両がヤブコウジです。 ヤブコウジは10cm足らずの大きさながら地面を覆うように増えていってポツポツと付ける赤い実も美しく、わが家にもたくさん自生しています。, 冬枯れの森の中でそこだけポッ火がともったような赤い実を見つけると気持ちもほんのり明るくなるような気がします。, キンモクセイと同じモクセイ科です。色は違いますが、花はよく似ていて、キンモクセイほどではないものの爽やかで控えめな上品な香りがします。, 西洋でもセイヨウヒイラギはキリスト教と深い関わりがあります。こちらはモチノキ科ですが。, 写真のヒイラギは立派な大木で、これくらいになるとヒイラギ特有のトゲのある葉は丸くなっています。 人間もそうありたいものです。, 子供の頃は河原や空き地一面のセイタカアワダチソウをよく見かけたものですが、最近ではむしろ珍しくなりました。, 明治時代に持ち込まれた帰化植物です。 ほかの植物の成長を抑える成分を放出するため、河原のススキは一気になくなりセイタカアワダチソウに占有されてしまった時代もありましたが、その成分もある濃度を超えれば自分自身に返ってきて、自家中毒して減少していくという道をたどるようです。, 麻布の草木染を専門にしていた今は亡き熊本の友がセイタカアワダチソウで染めたコースターです。, 着物を織る糸染めのため、私自身はなるべく帰化植物を染めに使わないようにしてきましたが、この色を見て目を見張りました。, 草木染は誰にでもできるのですが、誰にでも美しい色が染まるわけではありません。 全く同じ染材、全く同じ条件で染めても人によって違いの出るのが面白いところです。, 定期的に剪定するので、それを利用して染にも使います。 あまりよくは染まりませんが、煮出しをしていても爽やかな香りがして楽しい染めです。, もちろん<実は食べられますが、熟した黄色い皮を乾燥して細かくしたものが生薬「陳皮」でして、使い道は多岐、重宝します。, とりわけ自宅で生ったものは無農薬ですので、無駄にすることなく使います。 陳皮を染めに使うこともできます。, 意外に実入りが良かったので、ミカンシロップを仕込みました。この時期のものは苦みも酸味もあって、とても美味しいシロップになります。, 嫋やかで涼しげな風情のマツカゼソウは伊豆の至る所でよく見かけます。3回3出羽状複葉が互生、というとややこしいですが、美しく手入れされた松が交互に枝を差し出したような端正さ。名前の由来もどうやらそんなところから来たようです。, とてもミカンと同じ科の植物とは思えませんが、葉をちぎってみるとその理由が分かります。 生薬名を「臭節草」と言いミカン科特有の匂いがします。 この弱々し気な草からは想像できない強い匂いで臭いという人もいますが、私はいい匂いと感じます。, 私は漢方薬としてよりも、乾燥した葉を箪笥の引き出しに入れておくと虫よけになると聞いていました。, 鹿の食害が深刻な天城の林床、林縁にもたくさん生えて群落を作っていますが、どうやら鹿はこの臭いを嫌って食べないようです。 天城はそのうち鹿の食べないアセビやマツカゼソウ、トゲのあるメギやサンショウだけになってしまうのではないかと心配になります。, ビワというもののイチジクの仲間です。 親指大の実が生りますが、切ってみれば納得の小型イチジクです。, イヌビワは知れば知るほど面白い植物です。春から夏にかけて花も咲かずにいきなり枝に実が出現します。, これは見た目だけの話で、この実こそが花、「花嚢(かのう)」といいます。 私たちが通常目にしている花はガクがあって花弁があって、雌しべと雄しべがありますが、イチジクの仲間の花はこれらすべてがクルリと包みこまれてしまって、言ってみればリパーシブル、内側で咲いているというわけです。, そんなイヌビワが、風に頼らず通りすがりに訪れる虫もいないのにどうやって受粉をするかというと、イヌビワ専属の「イヌビワコバチ」が独占的に請け負っています。, イヌビワは雌雄異株です。 雌株は花嚢の中に雌花のみを付けますが、雄株は花嚢の中に雄花と雌花を付けます。, イヌビワコバチのメスはイヌビワのてっぺんの小さな穴から中に入り、種子植物の種となる「胚珠」に卵を産み付けますが、雌花嚢か雄花嚢か区別のつかないメスは雌花嚢の中にも入っていきます。, イヌビワにとってみれば子孫を残す大切な胚珠に卵を産み付けられては困るので、雌花の中の胚珠は柱頭が長くなっていてメスの産卵管が届かないようにガッチリガードされています。 産卵管の届くのは雄花嚢の中の雌花の胚珠だけなのです。 うまくできていますね。 雄花嚢の雌花からは種子はできませんが、イヌビワコバチに産卵させるための見せかけに過ぎないということです。, 翌年の夏にメスより少し早く羽化したオスは羽化間もないまだ動けないメスと交尾し、その後メスは外に出て行きます。 この時てっぺんの出口近くに雄花の出した花粉をつけて飛び去るという訳です。 雄株の花嚢に入ったメスは産卵しますが、雌株の花嚢に入ったメスは産卵はできずにジタバタ暴れて花粉を雌花に付けます。, 一方、オスは羽化と言っても翅を持たず、一生を雄花嚢の中で終えます。なんだかかわいそうな気もします。, イヌビワは雄花嚢をイヌビワコバチに専属で提供し、その代わりイヌビワコバチは雌花嚢の受粉を請け負うという一対一の切っても切れない共生関係が成り立っています。, イチジク属はおよそ700種あるといわれ、それぞれに専属の共生パートナーがいるそうで実に驚きです。, 身近で豊富に採取できますし、タンニン分も多くもちろん染めにも使いますが、それよりも是非一度ジャムを作ってみたいものだと夢見ています。, 雄花嚢と雌花嚢はほとんど見分けがつきません。 雄花嚢は幼虫の虫えいですので食べることはできませんし、ちょっと遠慮したいですね。, 新芽の時期の枝はその名のとおりトゲだらけで、タラの芽やコシアブラなどと同様にウコギ科で食べることもできます。, いつもタラの芽と間違えますが、トゲはハリギリの方が鋭いでしょうか。 葉が展開してしまえば一目瞭然です。, 染料として使われたという資料を見たことはありませんが、医食同源≒衣食同源。食べられるものは染料としても使います。, ハナミズキは花の美しさから街路樹にしきりに用いられますが、同じミズキ科ミズキ属ながら随分と印象が違います。, 伊豆の山地にはたくさん自生しており、ハナミズキに比べると一つ一つの花がとても小さく地味な集合花ですが、扇を放射状に広げたように枝を張り空に向かって真白な花が咲く姿は遠くからでもよく目につきますし、ことに夕暮れ時などその真白な花がポッ、ポッと浮かび上がる様子は何とも美しいのです。, よく似た「クマノミズキ」は開花期が少し遅く、同時に咲いたらとても見分けがつきません。, 遠目に見た樹形が整然としているのがミズキ、クマノミズキはやや雑然とした姿をしています。, もともと雨の少ない地中海の乾燥地が原産地ですので、熱海に住まいを移してから、軒下の直接雨がかからないところに地植えしました。, 激しい雨や風の強い時に降り込む程度で、自慢にはなりませんが私がお水をあげたことはありません。, そんな放任主義のわが家ながら、根元から株立ちし、根元の幹の直径は15cmほどあります。 かなり老木になりましたが、少し強めに切り戻しても春になるとすくすく瑞々しい新芽を出します。, 幸い惜しみなく使えるほどの大株なので、ハーブティー、パスタ、魚料理、ベーコンの塩漬け、オイルやビネガー漬け、部屋にそのままつるしておくこともあります。, お風呂のお湯を張る時に一枝入れるのも好きですし、来客の前に入口の階段にローズマリーの葉を撒いておくこともあります。 踏むと香りが立ち上ります。私の大好きな使い方です。, タンニン>分が含まれているので染料としても使います。 煮出しをしていると家中香りが立ちこめて、それはそれは気分もいいのですが、クロモジと同様油分が多いため、染めむらになりやすいのが難点です。, わが家にも数本自生しています。樹齢700年とも言われる函南原生林の大アカガシの巨木は、すでに植物の域を脱し、精霊樹感さえあるほどの立派さです。, 常緑樹の染めは3月が限度でしょうか。 常緑樹の葉は秋から冬にかけてが成熟の時で染色に適しており、春になると古い葉を大量に落とします。, アカガシの落ち葉はツルツルしていて、山歩きをしていると厚く積もったアカガシの落ち葉の斜面が滑って登れないことがあります。, 早春に「先ず咲く」というのが、名の由来とも言います。 何とも変わった造形で、私は子供の頃のピロピロ笛を思い出します。, マンサクは鮮やかな黄色の花が圧倒的に多いと思いますが、わが家のマンサクは珍しく咲いてみたら赤花でした。, 紅梅の梅の枝で染めると赤味が強いのかどうか試してみたことがありましたが、白梅とあまり違いはありませんでした。, 日陰でもよく育ち、大きな掌の形の葉は「福を招く」縁起の良い植物、あるいは天狗の団扇、「魔よけ」と聞かされてきました。, わが家の裏庭にも植えたわけでもないのに、あちこちから芽を出して割と早く大きくなるので、染料としてはよく染まるとは言えませんが、大きな葉は惜しみなく使えます。, いつも山歩きを共にする植物好きの友は、ある日のこと「ヤツデの葉っぱは何枚(何裂)か知ってる?」と聞きました。, かつて汲み取り便所の多かった時代には、近くに植えられて、蛆殺しに使われたと聞きます。, 冬の天城を歩いていると、スギやヒノキの人工林の林内に下向きに大きく蕾を膨らませたミツマタが点々と見られます。, ミツマタと同様に古くから高級和紙の雁皮紙の原料として使われてきたガンピ(雁皮)も、ともに同じジンチョウゲ科というのが面白いところです。, 20年ほど前でしょうか。 確か浄蓮の滝の近く、湯ヶ島だったと記憶していますが、友人と手漉き和紙の工房を訪ねたことがありました。, 今、山歩きで湯ヶ島はよく訪れますが、いったいどこだったのか・・・・・ まったく思い出せないのが残念です。, 伊豆の里山にはコナラをよく見かけます。自然の植生かと思っていましたら、どうやら違うようです。, 昔からコナラは薪やシイタケの榾木として人の生活に深く結びつき、特に江戸と近い伊豆半島は一大薪供給地であったために、たくさん植えられてきたようです。, 染料としても樹皮、枝葉、ドングリ、すべて使うことができ、身近にあるので染めたい時にいつでも手に入ります。, もう少し寒くなり12月の声を聞くようになると黄金色に色づき、それはそれは華やかで美しく、風の強い日に黄金の葉を一斉に空に舞い上げ、終盤を迎えます。, 天城を歩くと、イタヤカエデがたくさん自生していまが、わが家の近くで一本だけ自生しているイタヤカエデを見つけました。, カナダの「サトウカエデ」から採れるメープルシロップほどの糖度はないものの、イタヤカエデからもシロップが採れるそうです。 もちろん染料としても使えます。, 紅葉の美しいイロハモミジが庭木として植えられるのはわかりますが、、私なら断然イタヤカエデです。, ひと際暑く長い夏もようやく終わり、このところ涼しい日が続きすっかり秋らしくなりました。, イネ科の植物で昔からよく使われてきたのは、カリヤス(刈安)とコブナグサ(小鮒草)です。, カリヤスは伊吹刈安とも言われ、この辺りには生育しませんので染料店で乾燥したものを買うしかありません。, 一方で、ススキは至る所にふんだんにあって、ケチケチせずにたっぷり使うことができます。 あまりよく染まるとは言えませんが、秋らしい色合いです。, 次々に絶えることなく咲いて、子供の頃の夏休みにはずっと咲いていたように記憶していますが、一日花です。, 写経用の紙をフヨウで染めたという古い記録があるものの、試してみたところムクゲもフヨウもあまりよく染まる染材ではありませんでした。, クチナシの香りは強く、その香りで咲き始めたことが分かります。 秋のキンモクセイと同じです。 香りは一重の方が強いように思います。, 衝羽根のような形をしていて、お料理の色付けにも使うのでご存知の方も多いと思います。 栗きんとんや、お新香の色付け、ご飯の色付けにも使われています。, 朝のウオーキングの時にカラスウリに花を見かけました。 夕方から咲き始めて朝にはつぼんでしまうので,なかなかお目にかかれません。, ヤマモモは古くから使われてきた染料で、染料名は渋木と言います。 庭木としてもよく植えられていますが、温暖な伊豆の照葉樹林帯には自生種の驚くほどの大木がたくさんあります。, 熱海に引っ越すまでは、庭木によく植えられ、こじんまりと株立ちしてたわわに紫色の実を付けるものをムラサキシキブと思っていました。, 染料としての堅牢度は判らない部分もありますが、私は「地産地消」ならぬ「地生地染」が一番ではないかと感じています。, 得難い色に憧れて、その土地には育たない植物を入手して染めたとしても本来の色には染まりません。, もちろん染まりはしますが、ウコンの育つ陽の光の下で染めて干さないと本来の色は出ないばかりか、褪色も激しいのを実感しました。, カリンもバラ科特有の美しい赤味の色を染めることができます。 染めには剪定した枝葉を使いますが、落葉樹なので葉の成熟する夏の終わりから秋にかけてが一番かと思います。, ジャムにするには固いので向かないかと思うと、さにあらず。 切るのに難儀をしますが、香りが高く染めた時と同じきれいな赤い美味しいジャムができます。, どうして「虎杖」と書くのか、ずっと不思議に思いながらも改めて調べることなく過ごしてきてしまいました。, やっと真面目に調べてみたところ「痛みを取る」が転じて「イタドリ」となり「虎杖」は漢方薬の「虎杖根(こじょうこん)」からそのまま当て字として使われたようです。, 染料としても優良ですが、私は若いまだ赤味のある芽吹いたばかりのイタドリでジャムを作るのを楽しみとしています。, タデ科の植物なのでシュウ酸を含み食べすぎ注意ですが、酸味があって野趣豊かなジャムになります。, 早春のフキノトウで染めてみたいとは思いはしますが、いまだ叶わず先に口に入ってしまいます。 この美味しさは格別です。, ナンテン同様メギ科の植物ですが、花はナンテンは梅雨時、ヒイラギナンテンはちょうど今頃蕾を付けています。 花の色は黄緑色で、ご存じない方も多いのですが、是非顔を近づけてみて下さい。早春にふさわしい爽やかな芳香です。, 花自体はメギ(目木)とよく似ています。 メギは別名コトリトマラズ、ヘビノボラズというように、トゲトゲで鹿の食害の激しい天城の森で生き残っている植物の一つです。, 年余りになりました。 その色の美しさ、密やかさ、やさしさ、深さに夢中になり、手当たり次第染めた日々。, 染色ノートを見返してみたら2001年に染めていますのでずいぶんと月日が経っています。, それには訳があり、着物として織ったものの、しばらく紙に包んで保管をしていたところ紙が真っ赤に染まり、何度紙を替えても同じ繰り返し。, カナメモチに限らず新芽が赤くなる植物は多く見かけますが、その理由についてはまだよく分かっていないようです。, 強い紫外線を避けるためとも、赤色が見にくい動物の食害から身を守るためとも言われています。, ほかの植物の成長を抑える成分を放出するため、河原のススキは一気になくなりセイタカアワダチソウに占有されてしまった時代もありましたが、その成分もある濃度を超えれば自分自身に返ってきて、自家中毒して減少していくという道をたどるようです。, クチナシの香りは強く、その香りで咲き始めたことが分かります。 秋のキンモクセイと同じです。, 切るのに難儀をしますが、香りが高く染めた時と同じきれいな赤い美味しいジャムができます。. ・草木染型染は多少のにじみ、色の差がございます。ご了承ください。 ・直射日光は退色の原因となります。お洗濯の際は陰干しをおすすめします。 ・たたんでおくとたたみ跡がつく場合がございます。 2020年3月14日(土)桜染め開催報告 2020年10月特別企画「ウール染め」開催報告 2019年11月10日(日)開催報告, 2019年11月9日(土)開催報告(10/13振替分) 銀座の柳染; ぎゃらりー泉 ; オリジナルのものづくり ... 日本工芸会正会員 友禅・湯本エリ子(ゆもとえりこ) 心の眼で見つめる草木の躍動。 大自然の命を輝きを表現。 京都府亀岡市に工房を構える、湯本エリ子さん。ご出身は名古屋で、お父様も友禅染めの日本工芸会正会員でいらっしゃっ� 金木犀が咲いて、匂いが漂っています。 剪定をしていないので、今年はたくさん花を咲かせています。 この庭の樹々は、義父が生前に植えたものですが、 その頃、いただいた樹もあり、樹齢100年を超える樹があるそうです。 知らなかった! 飛び柄小紋を、染・織双方の名古屋帯で合わせてみる 染帯編. 2020年10月25日(日)柿染め参加者募集【締切済】 とっても良い香りのする三大香木(さんだいこうぼく)といわれている樹木、何か知っていますか?春・夏・秋と季節の風物詩にもなっている良い香りの樹木たちを楽しみませんか?もうひとつ冬の香木も加えた四大香木と言われることもあります。ぜひあわせて覚えてみてくださいね。 →お問い合わせフォーム
2019年11月16日(土)開催報告 藍の花も満開です。 写真:タデ藍、栽培202日。 写真:タデ藍の花。ピンク色. 折れているのかと思いましたが、下向きに枝が伸びています ばっさりと伐られた金木犀 10.18 ... ♣日常~この庭と草木♣ 月は生まれて 形を変えるように見える が、しかし 月はいつも丸いまま 人の心も同じ いつも移ろっているように見える が、しかし 心はいつも定まっている. 2020年11月22日(日)ミロバラン染め開催報告 販売価格: 750円~1,600円 (税込) オプションにより価格が変わる場合もあります。 Tweet; 在庫確認はこちら. 数量: 本. 水元公園に大きな金木犀がある。金木犀で草木染をするとオレンジのような色になるかと思ったら葉を使って染めて、緑がかった灰色になるようだ。 旧の八月十五夜は過… 2020年11月参加者募集【締切済】, 2020年10月25日(日)柿染め開催報告
もしくはinstagramからメッセージをお送りください。, キャンセルは3日前までにメールください。以降、キャンセル料がかかります(2日前~前日:半額、当日:全額), 自然のものなので、その時々で色あいが変わります。サンプル画像と出来上がりの色は違います。染めた後も、使ううちに色が変わったり、薄くなったりします。色落ちしたら、重ね染めしてください。, 染料により、木綿や麻などの植物繊維には濃染剤を使うことがあります。豆乳など自然なもので下地をしたい方は、ご自宅でしてきてください。, しぼり模様を入れたい方は、各自ご自由におこなってください。時間がかかるものは、事前に自宅で準備してください。簡単なものは当日可能です。簡易的な道具(アルミの洗濯ばさみ、割り箸、輪ゴム、ビニールひも、タコ糸)はこちらでもご用意します。糊置きは不可です。, 基本は、「1人重さ合計100g程度まで、個数は4点まで」ですが、染料によっては変更します。, 金属が染色に影響しますので、ファスナーやボタンなどが金属のものは避けてください。塗装されたファスナーの持ち手くらいなら大丈夫です。, シミを隠すために染色したい場合、シミの中身によっては、さらにシミが目立つ場合もあります。, かせ糸の場合、くるくる回す道具はご用意がありません。布と同じように染液にちゃぽんとひたして染める形になります。, 新品の市販品など、ノリがついている場合は染まりにくいため、洗濯してからお持ちください。. 今日は、草木染めはおやすみ。さて、裏庭の草取りでもしよう。と、勝手口を開けると。。。あ、にょきにょき伸び伸びと成長した金木犀が物干し場まで枝を伸ばしています。 2020年10月特別企画「ウール染め」参加者募集【締切済】, 同好会みたいな、みんなで一緒に草木染めを楽しむ会を目指しています。お教室ではありません(つぎいろは草木染めの講師、インストラクターではありません), みんなで一緒に染めていく感じです。手順ややり方はその都度お伝えしますので、草木染め、染色体験が初めての方でも大丈夫です。わからないことがあれば、すかさず聞いてください。, 草木染めに興味がある方なら、どなたでも歓迎です。(政治・宗教などの勧誘目的の方はお断りします), 染めるもの(布小物)は、基本的には持込みです。準備ができない方のために、こちらでもいくつかご用意していますので、それを当日購入することも可能です。用意している布小物詳細はこちら→ 草木染めワークショップで染める布小物, 「このようなことがやってみたいけれど、できるかな?」ということがあれば、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムからお気軽にお知らせください。, なので、「あれ?前と違うぞ」ということはあるかもしれません。特に開催場所が変わった場合は、場所にあわせて内容も変わるかもしれません。, ※大物はワークショップでは染められませんが、こちらもご参考まで→ 草木染めで染める布の選び方、提案, ※不明点がありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、なんなりと聞いてください。, 2020年9月21日(月・祝)アボカド染め開催報告 2020年3月1日(日)桜染め開催報告, 2020年1月19日(日)ソヨゴ染め開催報告 写真:タデ藍の花、薄ピンク. 金木犀(キンモクセイ)の剪定|時期や方法、失敗しないコツは? 2020年10月21日 HORTI 〜ホルティ〜 by GreenSnap. サイズ: サイズ: を選択してください. 2,500円(税抜) 2位. 2020年7月11日(土)五倍子染め開催報告 2019.10 23 月に1~2回、東京都内で開催している草木染め体験のワークショップの案内ページです。どのようなワークショップなのか紹介しています。お教室ではなく、同好会みたいな雰囲気です。気軽に草木染めを体験できる場所が作れたらと思っています。, 3月の草木染めワークショップ参加者を募集中です。募集開始のタイミングは不定期です。, 2020年11月29日(日)茜染め開催報告 2020年9月参加者募集【締切済】, 2020年7月特別企画「藍の生葉染め」開催報告 庭ブログのはずだった。なのに昆虫の記事がダントツで多い。虫 & 植物 & 子供の記録。日常読む本はほとんどブログのアフィリエイトポイントで買わせてもらってます。感謝。 by macchi73 初めての草木染め お試しセット インド茜 鴇色(とき)色. 2020年1月13日(月・祝)びわ染め開催報告 月に1~2回、東京都内で開催している草木染め体験のワークショップの案内ページです。どのようなワークショップなのか紹介しています。お教室ではなく、同好会みたいな雰囲気です。気軽に草木染めを体験できる場所が作れたらと思っています。 2019年10月20日(日)開催報告, 東京近郊で、短期間でも使っていない台所など、草木染めワークショップで使える場所を探しています。水場や火力は必要です。, 火力は卓上コンロ(IH、ガス)の持ち込みでの対応もできます。格安でお借りできる場所を探しています。, 情報がありましたら、お問い合わせフォームもしくはインスタグラムから、お気軽にお知らせください。, 東京都内で植物を剪定する予定があって、草木染めワークショップで使う材料として提供してもよいという方がいましたら、お気軽にお問い合わせフォームもしくはインスタグラムからお知らせください。, 働き方を変えたい、40代の元派遣社員。現在失業中。自分で作ることがすき。地味系、手仕事人間です。
2020年1月11日(土)びわ染め開催報告, 2019年11月24日(日)開催報告 草木染めでは金木犀の枝葉を使って、オレンジがかった鮮やかな黄色に染めることができます。 お申し込みはこちらから。 【開催日】 ⚫︎ 10/28 (水) 14:30 - 17:00 素材:金木犀. 商品詳細. 草木染めオーガニック吊り編みTシャツ長袖. 綺麗な和のグッズ、伝統工芸品草木染めが体験できる都内でおすすめな店をまとめました。草木染のグッズは、植物で染められた自然な色合いの染物で、同じ染まり方は二度とできないと言われる一品物を作れる染物です。今回は、草木染めを体験できる都内おすすめの店をご紹介します。 2020年7月特別企画「藍の生葉染め」参加者募集【締切済】 ご意見やご感想、疑問点などは、お問い合わせフォームからお気軽にお送りください。
草木染め ヤクウール アームウオーマ. 2020年6月6日(土)そら豆染め開催報告, 2020年3月21日(土)椿染め開催報告 2020/09/21 - Pinterest で すえちゃん さんのボード「染め」を見てみましょう。。「染め, 草木染め, 草木染」のアイデアをもっと見てみましょう。 8,500円(税抜) 3位. キンモクセイの「剪定」とは、大きくなって乱れた樹形を整えたり、コンパクトにまとめたりするだけでなく、花をつけさせるために大切な作業です。
→つぎいろとは?
香りを放つ花は、金木犀。言わずと知れた、秋を告げる香木だ。 金木犀は、柊やオリーブと同じモクセイ科の常緑樹だが、同じ科目に属する木には . 柚子の木・金木犀の木・ハナミズキ・藤・梅など・・・ 使えるものならこれからは乾燥して仕舞って置こうかしら。 Like. 染料の量によっ分で2番液を取り、これを染 来たのです。滝の景色に入り込むことが出得て、ようやく早朝の白糸のて重ね染をし、求める銀鼠をこの液を使い、鉄で処理をし味の染液です)を取る事です。が、要は濃く澄んだ染液(黄 金木犀の試験布 カートに入れる. 初めての草木染めでしたが、意外と簡単にチャレンジすることができたので、今後も他の染料や媒染方法を試してみたいなと思います。 最後まで読んで頂きありがとうございました。 *** tamagawa goods (多摩川グッズ)好評発売中! 多摩川を愛でる会とは 続きを読む → テマリシャス の春の草色お届けします。 5月 01, 2020 • all • news • 草木染. 500円(税抜) 2020年7月五倍子染め参加者募集【締切済】, 2020年6月21日(日)どくだみ染め開催報告 草木染は誰にでもできるのですが、誰にでも美しい色が染まるわけではありません。 全く同じ染材、全く同じ条件で染めても人によって違いの出るのが面白いところです。 彼女の染めは大好きで、今なお私は日々の生活の中で愛用しています。 2020年7月19日(日)五倍子染め開催報告 バイク呉服屋の忙しい日々 今日の仕事から.