EU離脱をめぐる国民投票が最初に行われたのは2016年6月で、この時に離脱派が52%、残留派が48%と僅差で離脱派が上回りEU離脱が決定しました。これ以降EU離脱をめぐり離脱賛成派と反対派で議論が重ねられますが、離脱協定案はイギリス議会での合意も得られず3回も離脱が延期されました。 このEU離脱をめぐってイギリス国内が揺れているのは一体何が要因なのでしょうか?まずEUと … 【ホンシェルジュ】 ヨーロッパ統合の要となっている「eu」。地域主義の代表例として知られていますが、近年ではイギリスの離脱などさまざまな問題も生じています。この記事では、加盟国や人口などの概要、発足までの歴史、ブレグジット、個人情報保護などをわかりやすく … 2019年2月1日に日本と欧州連合(EU)の間に経済連携協定(EPA)が発効されます。 これにより多くの輸入品・輸出品の関税が引き下げ、または撤廃されることとなります。 輸入品については、欧州産ワインが即時関税ゼロの対象となっており、小売店やメーカーには値下げの動きがあります。 成城石井、イオンなどの小売店では、すでにそれぞれが対象とするワインを100円から300円ほど値下げを行っており、サントリー、サッポロビール、アサヒビールなど国内飲料メ… https://economy-and-assetformation.com/2019/02/08/european-union この他のEU加盟国である英国、デンマーク、スウェーデンは、国内世論の支持がえられずにユーロ通貨の導入を見送りました。(とはいえ将来的にはユーロ導入義務があります), これは共同国家EUにとって大切な理念である一方で、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大によって移動制限が設けられました。, しかしながら、自由な国家間の移動を行える一方で、各国のそれぞれの心理的な国境、民族のアイデンティティは明確に存在していると言えます。, 日経平均株価の最高値更新を祝して美味しいお酒を飲める日を心待ちにしています。テクノロジーの発展と豊かで明るい未来を想像しながら、今日も『時代おくれ』を聴いています。. 最近、日本でも広がりを見せている「ifrs」とはどのようなものなのでしょうか。会計業務について勉強する中で気になった人は多いでしょう。 この記事ではifrsの概要から日本会計基準との違い、メリット・デメリット、導入時の注意点まで幅広く解説します。 ヨーロッパ統合の要となっている「EU」。地域主義の代表例として知られていますが、近年ではイギリスの離脱などさまざまな問題も生じています。この記事では、加盟国や人口などの概要、発足までの歴史、ブレグジット、個人情報保護などをわかりやすく解説。おすすめの関連本もご紹介します。, 日本語では「欧州連合」や「ヨーロッパ連合」と訳されるEU。「European Union」の頭文字をとった名称です。前身は、1967年に設立された「EC(ヨーロッパ共同体)」というもの。1993年に発効した「マーストリヒト条約」により、EUへと改称されました。, 2019年現在の加盟国は28ヶ国。その合計面積は429万平方キロメートルで日本の約11倍、人口は5億1246万人で日本の約4倍にのぼります。また加盟国全体のGDPは17兆3254億ドルで、これはアメリカに次ぐ世界第2位の値です。, EUは、政治や経済、安全保障における加盟国間の関係深化を図り、さまざまな取り組みをおこなっています。その一環として、1999年に共通通貨の「ユーロ」を導入しました。またパスポート無しで国境を超えることができるため、他国への通勤なども盛んです。, その一方で、加盟国の経済規模や生活水準に大きな差があることも問題として挙がっています。域内格差があるなかで通貨などの経済基盤を統一したことが、2009年に発生した「ギリシャ危機」などの金融危機を招きました。, さらに2016年には、イギリスがEUからの離脱を表明。EUは、今後の在り方をめぐり、大きな岐路に立たされているといえるでしょう。, EUの前身であるEC(ヨーロッパ共同体)が設立される以前から、ヨーロッパでは統合のための取り組みが進められていました。第二次世界大戦で荒廃してしまったヨーロッパの復興を推進し、なおかつ戦争をくり返さないための枠組みを作る機運が高まっていたのです。, 1950年には、フランスのシューマン外相が「シューマン宣言」を発表。これにもとづき、「ECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)」が発足し、国家の枠組みを超えて人やモノ、資本の管理や交流を活性化させる改革が始まりました。その後1958年に「EEC(欧州経済共同体)」と「EURATOM(欧州原子力共同体)」が発足。, そして1967年に、ECSC、EEC、EURATOMが統合され、ヨーロッパの平和確立と経済発展を目的としたECが創設されることになったのです。, ヨーロッパを統合する取り組みは、1980年代にさらに発展。しかし東西冷戦と並行して進んだため、東ドイツをはじめとするいわゆる「東側諸国」の社会主義国は参加しませんでした。, その後1989年にベルリンの壁が崩壊し、冷戦が終結、ドイツが統一されるなど、状況が大きく変化すると、ECは新たな枠組みを模索します。1993年に「マーストリヒト条約」を発効し、, 2019年現在のEU加盟国28ヶ国のうち、ECSCの設立以来ヨーロッパ統合の中心的な役割を果たしているフランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクは「原加盟国」と呼ばれています。, 数次の拡大を経て、加盟国は順調に増加していきました。しかし2016年、イギリスが国民投票の結果を受けてEUからの離脱を宣言したのです。この出来事は、「イギリス(Britain)」と「離脱(Exit)」を組み合わせた「ブレグジット(Brexit)」と呼ばれています。, イギリスがEUの前身であるECに加盟したのは、1973年のこと。ただもともとイギリスは1800年代の外交方針である「栄光ある孤立」に示されるように、伝統的にヨーロッパ大陸から一定の距離をとる傾向があります。1999年にユーロが導入されてからも、イギリスは自国通貨としてポンドの使用を続けていました。, このような背景に加え、近年では移民や難民問題がイギリス国民の世論をEU離脱へと傾かせたといわれています。, もともとイギリスは、EU加盟国のなかでも経済的に豊かな国。そのため、あまり豊かではない東欧などから多くの移民が流入する状態が続いていました。, さらに2011年から続く「シリア内戦」の影響で、EU自体に流入する難民も増えています。EUは難民を保護するために「割当制」を採用しているので、イギリスも少なくない数の難民を受け入れる必要があるのです。, 移民や難民の流入に対しイギリス国内では、仕事が奪われる、イギリスらしさが失われるなどの理由で反発の声が生じていました。EUに加盟している限りこの問題を回避することは不可能なので、離脱をするべきだと主張するようになったのです。, そのほか、金融危機の際の支援金負担に対する不満や、コストの問題なども離脱の要因として挙げられていますが、いずれにせよ、EUに加盟することによってイギリス独自の方針を取りづらくなっていることがブレグジットの大きな要因だといえるでしょう。, 日本でも2005年に「個人情報保護法」が全面施行されたように、世界でも個人情報の取扱いに注目が集まっています。EUでは、2018年に「GDPR(一般データ保護規則)」という制度が導入されました。, GDPRは、EU加盟国にアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーを加えた「EEA(欧州経済領域)」で適用され、氏名や住所、メールアドレスやクレジットカード情報など個人データを利用する際に厳しい保護義務を課しています。, もし個人情報を適切に取り扱わなかった場合は、2000万ユーロ以上の制裁金が科せられるそうで、これは世界的にみてもかなりの高額。厳しい内容だといえるでしょう。, GDPRは日本にとっても無関係ではありません。たとえばEUに子会社や支店を展開している企業や、EUに各種サービスを提供している企業も遵守する必要があります。, そのため、今後は日本国内の企業でも個人情報についてさらに厳密な取り扱いが求められることが予測されています。, ドイツを中心に、EUが設立されるまでの経緯と、その後の展開を解説している作品です。, EUの設立は、ヨーロッパ屈指の大国となったドイツの強大化を抑える意図もありました。しかしドイツは、いまやEUの盟主ともいえる地位を築いています。ひとつの国を軸にして全体を見ることで、複雑な動きの要点を掴むことができるでしょう。, 内容は高校の授業をもとに構成されたわかりやすいもの。ギリシャ危機やブレグジットなど最新の情報も抑えているので、EUの大枠を学びたい初心者の方におすすめの一冊です。, 歴史、経済、地域研究などさまざまな分野の専門家たちが、EUに関する事象を紹介する作品。やや専門的な内容もありますが、多面的に物事を見ることができる辞典のように活用することができるでしょう。, 刊行されたのが2013年なのでブレグジットについては言及されていませんが、EUについてより詳細に知りたい方におすすめの一冊です。, ホンシェルジュはamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。. EUでは各国の経済力の差にどのように向き合うかが大きな課題となっています。 EUの課題 イギリスではポーランドから多くの労働者が出稼ぎにきて社会問題化しています。 日本が政治の手本としたイギリスは、なぜeu離脱で泥沼に陥ったのか。2016年6月に行われたeu離脱の是非を問う国民投票で、eu離脱が決まったが、地域によっても、年代によっても、投票の結果が大きく異なったのはなぜなのか。池上彰が、歴史的な背景を踏まえてわかりやすく解説。 2011年の「アラブの春」とは?. 【ホンシェルジュ】 2020年1月31日、ついにイギリスがeuから離脱しました。しかしその道のりは紆余曲折で、課題もまだまだ残っています。この記事では、ブレグジットの意味、euを離脱した背景と目的、国民投票の結果、これまでの経緯とこれからの影響をわかりやすく … 2013 年 1 月に、 imf (国際通貨基金)により世界有数の年金問題の専門家および政策立案者が集まり、年金問題について議論されました。 金融危機後、どの国でも財政が悪化し、どのようにして世代間の公平性を保ちながら年金改革を行うべきか討議されました。 2021-02-09 2021-02-10 [2/17]ソラコム主催、aiカメラ活用の3つの課題とは?はじめてのaiカメラ活用をわかりやすく解説 「イギリスeu離脱 影響と課題」(時論公論) 2020年01月29日 (水) 二村 伸 解説委員 神子田 章博 解説委員 「eu」の説明。金融・経済・証券用語「eu」を初心者にもわかりやすく解説します。資産運用なら証券会社のSMBC日興証券へ。 北アフリカのチュニジアで発生した反政府デモに端を発し,中東・北アフリカ諸国に拡大した「アラブの春」は,長期独裁政権が続いていたチュニジアやエジプトでは大統領が退陣,リビアでは反体制派との武力衝突を経た政権交代が行われるなど,かつ … イギリスは2016年の国民投票でeu離脱を決め、2020年1月31日に正式に離脱となりました。イギリスはどうして国民投票を行いeuを離脱することになったのか、離脱後のfta交渉とは何か?eu離脱の流れや日本・世界へ影響などについて、できる限りわかりやすくまとめました。 クラウド接続とリモートアクセス接続の各種方式ごとに課題と解決策をわかりやすく解説 ツイートする 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は「クラウド時代におけるネットワークの課題」についてアンケートを実施した。 議院内閣制は、日本やイギリスで採用されている政治制度ですが、正確に理解している人は少ないでしょう。この記事では、議院内閣制についてわかりやすく解説します。専門的な用語は使わずに図を用いて説明します。 2:imfにおける年金問題. 共通農業政策に当てられるeuの予算は膨大です。なんとeu歳出の3分の2を占めており、財政負担が問題になっています。 Amazonで彰, 池上の池上彰の世界の見方 イギリスとEU: 揺れる連合王国。アマゾンならポイント還元本が多数。彰, 池上作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また池上彰の世界の見方 イギリスとEU: 揺れる連合王国もアマゾン配送商品なら通常配送無料。 eu法についてウィキを読んでも文章が長く複雑なので簡単にわかりやすく解説していきましょう。 eu法の3つの柱構造 第1の柱は、「経済や社会に関する権利」「欧州連合の諸機関の設立の根拠」最も古く最も重要。 ©Copyright2021 日本の未来を応援するブログ。.All Rights Reserved. ヨーロッパの中でいち早く移民政策を行った国がドイツです。 第2次世界大戦後、ドイツ政府は大戦後の労働者、労働力不足を補う為にトルコや南ヨーロッパから大量の移民、そしてその家族をドイツ国内に受け入れました(200万人以上)。 それ以外にも、ドイツ経済圏であった旧ユーゴスラビアからも多くの難民を受け入れたり、旧ドイツ領土より追放された人々やその子孫に、帰還移住者としてのド … ヨーロッパの難民・移民問題をわかりやすく解説 難民 とは、政情不安定な故郷で戦争や人種・宗教などの理由で差別・迫害などにあって、政情的に安定している国に庇護を求めて逃げ込んできた人達のことです。 EUが農産物を農家から高く買い安く売るので、農家としては所得が保障され助かる政策です。 共通農業政策のデメリット. あなたは、小学生の子供さんに「euって何?」と聞かれたら、euについて、簡単にわかりやすく紹介できますか。ということで、今回はeuとはなにかを簡単にわかりやすく紹介しました。そして、eu加盟国の紹介しています。 EU(欧州連合)は、EC(欧州共同体)を基礎に、外交・安全保障政策の共通化と通貨統合の実現を目的とした自由貿易経済圏です。, 本記事では、EU(欧州連合)が作られた経緯と、現在のEUの課題についてわかりやすく解説します。(知りたい情報は目次を活用ください), ヨーロッパにEU(欧州連合)が生まれた背景には、下記のような中世以降のヨーロッパにおける争いの歴史があります。, 長らくヨーロッパでは民族や宗教間の壮絶な争いが絶えまなく繰り広げられていましたが、1945年に第2時世界大戦が終結します。, 壮絶な争いによってヨーロッパ全土は疲弊したさなかに、アメリカ合衆国とソビエト連邦による東西冷戦が始まりました。, 険悪な世界情勢のなか、ヨーロッパでは過去の反省をいかしてヨーロッパ諸国の結束を望む声がではじめました。, そうして2つの軍事大国に対抗しうる経済圏を作る為にEUの元となる組織『ECSC』が設立されたのです。, つまりEUが設立された目的は、ヨーロッパ地域における不毛な争いの歴史に終止符を打つためです。この2つの目的の下でさまざまな変化を遂げながら1992年、EU(欧州連合)は誕生しました。, EUに加盟すると、共通通貨であるユーロを国内の取引においても使用しなければいせません。, シェンゲン協定シェンゲンきょうていは、ヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定である。, シェンゲン協定は1985年、EUの前身である欧州経済共同体に加盟する5カ国(西ドイツ・フランス・ベルギー・オランダ・ルクセンブルク)で、人の自由な移動を定めたものが始まりです。, 関税撤廃を行う自由貿易は、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)やFTA(自由貿易協定)など、世界各地の経済圏において実施されています。, 基本的には自由貿易は、国家間の取引を活性化させて各国にwin-winの関係を成立させます。(比較優位の法則), 本来は自由貿易を促進させるために各国の中央銀行は金融政策を用いて自国通貨を調整し、自由貿易の効果を最大限にひきだす政策を行います。, ところがEU加盟国は、ユーロという単一通貨に縛られている為に自国通貨の供給量をコントロールする事が出来ません。, 通貨の統一とは、金融政策の統一ですから、加盟国それぞれが自由な金融政策を捨てることを意味するのです。, 国家は、金融政策(通貨供給量の調節)によって景気をコントロールが、通貨を統一したユーロ圏内の国々では、金融政策の自由が効かないのです。, それでは本題です。EUには、大きな2つの問題点がありますが、それをひとつづつ解説します。, 2016年6月、EU加盟国であるイギリスの国民投票によってイギリスのEU加盟国からの脱退が決定しました。, イギリスの世論がヨーロッパの理想の元に結成された統合経済圏からの離脱に向かった背景には、移民問題が存在します。, なぜなら人の行き来が自由になったEUでは、賃金の安い国から高い国への人の移動が起こるからです。, 2004年から2015年の約11年間でイギリスに入国した移民が100万人➡︎300万人と激増したのです。, 物価の低い国から来た移民の方が低賃金で雇えますから、イギリスの国民は多くの職を移民に奪われる事となります。, それは仕事だけに留まらず、社会保障や教育面など、イギリス国民と同等の福祉を受ける移民が増加する事になります。, その為、2015年あたりから急速にイギリス国民の中に反EU離脱への気運が高まってきました。, 元来、EUには国境のボーダーラインを低くして、最終的には一つの国家と同等の共同体を作るという目的があります。, しかし、この移民問題から国民の自国民としてアイデンティティを消し去る事の難しさが垣間みえました。, ヨーロッパの各国民にとって宗教観、民族観などのアイデンティティを消し去る事は非常に困難であるといえます。, 移民を自国民と同等に扱う事がEU共同体の理想である一方、イギリス国民の前には理想と現実とのギャップが立ちはだかったのです。, 通常、国が経済政策を行う際には、景気状況を見ながら中央銀行が金融政策によって自国通貨の供給量を調節する事によって景気をコントロールします。, 例えば、日本では日本銀行が金融政策によって発行した円で、日本国内の民間銀行が持つ日本国債を買いとる形で円が市場に流れます。, 一方EUでは通貨をユーロに統一し、発行権は中央銀行ECB(ヨーロッパ・セントラル・バンク)にゆだねられています。, 前述のとおり、中央銀行が発行した通貨を市場に供給する場合には、金融機関が持つ国の発行する債券(国債)を中央銀行が買いとる形で発行通貨を供給します。, しかしEUの場合は、通貨はユーロとして統一していますが、国家はバラバラです。ですので、どの国からどれだけの国債を買い取るのか?(どの国にどれだけユーロを供給するか?)という問題に突き当たります。, 通貨の供給を平等に統一すれば、国力の差によって国家間の格差が助長されてしまいます。, EUの理想はドイツが自らの利益を犠牲にしてでもギリシャを救うことでが、当然ながらドイツ人の国民感情(アイデンティティ)がこれを拒んでしまいます。, 一方で、金融と財政が統一されている普通の国、例えば日本を例にとって正常な状態を考えてみます。, 財政が切迫されているA県と、毎年黒字を計上しているB県があるとします。このときに、B県は地方交付税という形でA県を助ける事が出来ます。, これに反対する日本国民はあまり見かけません。それは、日本国民は同じ言語で同じ民族であるという潜在的なアイデンティティを持っているからです。, それでは最後に、2020年末に正式に実施されたイギリスのEU離脱が①イギリス②EUそして③日本に与える影響について考えてみます。, イギリスが国民投票によってEUからの離脱が発表されたとき、世界の株式市場は先行き懸念から大暴落しました。, それはイギリスはそもそもユーロ通貨に加盟しておらず、ポンドで取り引きしていたため言ってみればEUの『いいとこ取り』をしていました。, これが、移民の流入によって国内感情がEU離脱に傾いたわけですが、移民の流入を止める方法がEU離脱であったことはイギリス経済にとってもマイナスの公算が大きいでしょう。, イギリスのEU離脱がEUに与える影響は、イギリス自身が被る悪影響ほどは大きくありません。, しかし、イギリスのEU離脱が世界経済に与える悪影響が短期的には大きいと試算されていることから、EUに与える影響も無視はできません。, とはいえイギリスのEU離脱が決定した時にささやかれていたイギリスと世界経済への悪影響がかわいく見えるくらいの経済ショックが新型コロナウイルスの感染拡大によってもたらされました。, ここからのEUとイギリス経済は、いかに大胆にコロナ経済対策を打てるかにかかっています。, イギリスのEU離脱は日本にとっては実はいい側面があります。それは①イギリスがTPPへの加盟申請を表明したことと②イギリスとの高いレベルのEPAを締結できたことです。, EU離脱後に自由の身となったイギリスは2021年1月に、日本が主導する自由貿易協定TPP(環太平洋パートナーシップ協定)への加盟申請することを発表しました。, 日本にとってのTPPは、中国やロシアを意識した安全保障の観点からも極めて重要な施策であり、ヨーロッパの先進国であるイギリスが参加を表明したことは日本にとっては大きなメリットとなります。, イギリスのEU離脱が実施された翌日の2021年1月1日に、日本とイギリスでの単独のEPA(経済連携協定)が締結されました。, このEPAは従来の日本とEUが結んでいた協定よりもさらに高いレベルで締結された分野もあります。, たとえば電子商取引の分野では、ビジネス上必要な企業のデータのやり取りに対する制限の緩和などが実施されて、両国にとってメリットがある内容となっています。, 自由貿易協定には多くのメリットがありますが、通貨の統一を維持する以上は、アイデンティティの統一や財政政策を統一しなければ格差は拡大しつづけることが予想されます。, 投資家|サラリー|ブロガー【経歴】富山県▶︎上京して美容業▶︎投資家ブロガー▶︎アベノミクス株高で資産3倍▶︎日本の未来を応援するブログを開設▶︎マクロ経済・資産運用・ブログが好きです⚫︎東京の都心に暮らしてます⚫︎35歳㊚⚫︎長引く不況から脱却して明るい日本の未来を夢見ています⚫︎. よその国であるイギリスが、EU(European Union : 欧州連合)を離脱しようが日本には関係ないし、何の影響も及ぼさないと思う方もいらっしゃるでしょう。 ただ、フジテレビの風間氏がEU離脱についてわかりやすく語ってくれた内容が素晴らしいので紹介します。 euとはどんな組織なのかゼロから解説していきます こんにちは。キング・ブログ・スライムです。 最近、イギリスが脱退することで有名になっているeu。 しかし、イギリスのeu離脱問題(ブレグジット)を考える前に、「そもそもeuってどんな組織?」と疑問を持つ方も多いと思います。 中学地理の「euの政策と課題」をまとめています。euは、共通通貨ユーロの導入し、共通農業政策を進めています。また、一方で、euには課題もあります。そのあたりについて、詳しく記述しています。それでは、中学地理の「euの政策と課題」のまとめです ——dxの現状や多くの企業が直面している課題を教えてください。 よくある事例として、dxを宣言した経営陣が、it部門やdx部門に丸投げをしてしまうケースがあります。 業務プロセスの改善や現場のデジタル化には、大きな負担がかかります。 普及に向けた3つの課題をわかりやすく解説 2020.04.03 最新トレンド 2020年3月25日からNTTドコモがスタートさせた、国内初5Gの商用サービス。 EU加盟28ヶ国は2016年に難民申請者710,400人(2015年比2倍以上)を保護し、約14,000人の申請を認めました。 流入してくる難民を国籍別にみるとシリア人が半数以上に及び、次いでイラク、アフガニスタンと続きます。 2015年にはドイツのメルケル首相が110万人の難民の受入れをいち早く表明し、話題になりました。 実際に難民申請が最も多いのがドイツであり、認めている人数もEU域内においてはとびぬけて多い数字となっています。 難民をEUで分配するといいう … 公共事業や補助金などによって、政府が民間に資金投入する経済政策が当たり前になっています。これは、「政府が経済に積極的に介入するべきだ」と唱えたケインズらの経済理論(詳しくは「有効需要の原理をわかりやすく〜大きな政府を支持するケインズ理論〜」 イギリス、eu脱退。しかしそれは簡単に実現するものなのでしょうか?また、eu脱退するとどのようなことが起こるのでしょうか?そもそもeuとは…というさまざまな疑問に、いちから優しくわかりやすく解説していきます。 2016年6月24日。衝撃的なニュースが全世界を駆け巡りました。イギリスが国民投票の結果eu離脱を決定したのです。この出来事は、経済的・政治的にも世界中に大きな余波をもたらすと考えられます。この出来事について詳しく知っておくために、euの前身は?